住民に知らされずに、実は基準値超17倍超のホウ素が
建設現場の地下水から検出されたことにも、大変驚いた訳だが
もっと大変な事が起きた。
周辺住宅の井戸からも
基準値超のホウ素が検出された!
しかも、今までは検出されなかった
100m離れた民間井戸から検出された!
これは8/28、市が建設現場から半径800m以内の20本の民間井戸を
急きょ調査した結果である。
今までも民間井戸から基準値超が1本あったが
現場から近い場所。
そのお宅へは、戸別に飲用指導をしている。
しかし、そのお宅の他に新たに2本の民間井戸から今回検出され
井戸の所有者は通知が来るまで長年飲用水として利用していた。
周辺住民が懸念していたことが現実となってしまった。
平成15年、のちに「ユトリシア」となるこの土壌からは
トリクロロエチレン8,000倍、ホウ素355倍、フッ素111倍という
恐ろしく基準を超えた数値が出た場所。
地下水からもトリクロロエチレン47倍、ホウ素36倍の基準値超があった。
その事を周辺住民は良く覚えている。
地下水は今後も永年に亘って浄化し続けると聞いたので、
そんな場所をほじくり返したら、地下水汚染が拡散してしまう。
周辺住民は皆、そう思った。
「土壌改良は完了した」というが、部分的に11mだけ土を入れ替えたり、
表層部分を削り取り、浄化して埋め戻している。
何故11mしか土の入れ替えをしなかったのか?
平成19年5月、環境保全センターの説明では
「11m掘ったら水が上がってきたのでやめた」という答え。
しかし、今年8月には
「11m掘った時の表面が基準値ギリギリだったので、
それ以下は大丈夫だろうと判断した」と答えた。
全く違う答え。
さらに
「地下にもうひとかたまり(汚染物が)あるかもしれないと
言うのは否定できない。」発言まで出た。
わからないのなら、なぜ徹底的に調べないのか?
結局、工事が始まってから 地下水汚染は拡散されてしまった。
住民が言ったとおりになってしまった。
しかも習志野市も千葉県も報告を受けていながら、
適切な指導もしない、住民にも知らせなかった。
昨年、敷地内から新たな基準越があったのに、
民間井戸を調べたのがその10ヵ月後。
県民、市民の命と健康、安全を守るはずの行政なのに
とんでもない話!!