東習志野巨大マンション「ユトリシア」について考える: 第1回説明会
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第1回説明会

平成19年(2007年)1月28日(日)、
長谷工の第一回説明会が地元コミュニティーセンターで開催。

受付で住所、氏名を書き、書類をたくさん渡されて会場に入りました。

なるべく前で聞きたかったので中央前方の方へ。
早目に行きましたが、すでに前方はかなり席が埋まっていましたので
一席空いている席に結構無理やり腰を下ろしました。

座席に通路を設けておらず、席と席の間も狭く大変窮屈でした。

たった10日前に配布されたお知らせには
「共同住宅を建設予定」としか書かれていなかったので
出席するまでは実際の規模は分かりません。
会が始まるまで、頂いた書類に目を通した方から思わず
「なんだこれは」と驚きの声が上がりました。

定刻となり説明会が始まりました。

長谷工側の出席者の紹介、地元連合町会のあいさつの後
本題の計画説明に入りました。

説明はスライドや軽快な音楽付きの3D映像で約40分位。
確かに書類を見ながらの説明よりは分かり易いですが、
スライドやPCを操作する方が最前列ど真ん中に2人いらっしゃったので
その方達の頭でスクリーンの1/3は見えなかったですね。
しかも席がぎゅうぎゅうなので体を動かしてスクリーンを見ようとすると
周りの方に迷惑なので出来なかったです。

映像を使っての説明の後、質疑応答。

真っ先に手を挙げた方から開口一番、
「白紙撤回を希望します」との発言。
周りから拍手が起こりました。

その後も
「階数を10階以下に」「一部戸建てに」「建物の圧迫感が嫌だ」
「学校は足りるのか」「信号付きの横断歩道を増やせ」
「土日の工事はやらないでくれ」「ペット飼育は許可するな」
「周辺道路の交通渋滞をどうするのか」
「自分の家の隣にこんな巨大なものが建ったらどう思うんだ」
「基礎工事はどんな事をするのか」
「工事中の騒音、振動が不安」「この地域にふさわしくない」
「地盤が弱いと聞いているがどうなのか」
「JFE工場の解体作業、環境改善工事の際に被害を受けたので
 ちゃんとして欲しい」
「工事中はマラソン道路にダンプを通すな」
等々の多岐に渡る質問や要望が出されました。

突然降って沸いた巨大マンション建設計画。
地元住民はただ唖然とするのと同時に憤慨し、限られた時間内で
何をどう聞けばよいのか?? と、戸惑った感じでした。

それぞれの質問等に対して長谷工側は、
「ご要望としてお伺いします。」
「その要望は行政が絡みますので、お答えできません。」
「お答えできません。」
「法律や市条例の範囲内です。」
全ての質問に対してこのような返事でした。

計画は決定で、条例の範囲内なのですからそういうお答えになるのでしょうね。


長谷工さん曰く、
「私どもはJFEさんから土地を買ったのです」
  
 これは事実な訳ですから。


会場を借りている時間が限られている為という事で
後半はあたふたと、ばたばたと、中途半端に会は終了しました。
次に使う団体も見えているので仕方ありませんね。
しかし、こんな大事な話が1時間45分で済むと思っていたのでしょうか。
もっと余裕のある時間設定をするべきですね。
マイクの具合も悪かったし、座席の窮屈さ、資料が出席者全員分無かった、
スライドの画面がすぐ出ないなどプレゼンテーションとしては準備不足を感じました。
又、主催者側はテーブルを使用し、背もたれにもたれて足を組みながら3D映像を
見ていたりして、メモを取るテーブルも無い、座席の余裕もない私たちから見て
非常に不愉快でした。
近所で工事をする時は「ご迷惑をおかけします」と、
タオルの一枚、菓子折りのひとつ持ってくるのが日本人の礼儀じゃないでしょうか。

いえべつにタオルや菓子折りが欲しいと言ってるのではありません(笑)

人と相対する姿勢とか態度に疑問を感じたのです。


もし我が家が新築や建て替えをするとなっても
「条例の範囲内ですから♪」と言って隣近所に構わず
目一杯高く、目一杯広くは作らないでしょう。
普通しないですよね。 ちょっとは遠慮ってものがあります。
(もちろん中には人の迷惑を省みない人もいるでしょうが)

企業になるとできちゃうんですね。
企業になってしまうと「人の心」なんか無くなってしまうのでしょうか。
最近の企業はどこも「環境に優しい 人に優しい」とか「エコ対策」というのを
率先してやっていますが、そうではない企業もあるのですね。

そういった意味でもとっても残念な説明会でした。

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