汚染物質が埋められていた場所
平成16年習志野市議会第1回定例会会議録(第2号) からです。
(これは習志野市のホームページ、
市議会のコンテンツで公表しているものです。)
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平成16年3月8日(月曜日)
(略)
◆30番
そのとおりじゃありませんか。公表することがまず大事なんですよ。
それが対策の第一歩ですよ。公表せずして対策はどこに立つんですか。
これは私は深刻な行政措置上の重大な誤りだと思いますよ。
住民は報道によって初めて知って、今さまざまな不安感に襲われてますよ、発がん性物質ですから。
そこで、土壌処理をこれからやるというんだけれども、
これは土壌の飛散だとかその他によって、周辺住民に影響はないんですか。
この点伺っておきたい。
◎環境部参事
(略)
それと、先ほどトリクロロエチレンのいわゆる地下水の調査なんですけども、
周辺を含め習志野市はかなり前からやっていまして、
この周辺にはちょうど平成14年の9月に7件ばかりやったんですけども、
そのうちトリクロロエチレンが環境基準の0.03ミリグラム超えたのが
2件ございました。
そういうことで、そういう井戸につきましては飲用しないようにということで、
井戸の使用者と、それから持っている方にお話をして、
飲む場合には煮沸などして飲んでくれというお話をしまして、
その方は飲用には使ってないと、水道があるから大丈夫だというようなお話でございました。
(略)
◆5番
(略)
このトリクロロエチレンについては2件のうちからの検出があったという
先ほど説明がありましたけども、ふっ素や、それからほう素ですね、
これらについての土壌汚染というのは、近隣のお宅の土壌なんかへ
波及しているというようなあれはないんですか。
◎環境部参事
ほう素につきましては東側のお宅で、先ほどお話ししました14年の9月に濃度として4ミリグラム、
基準が1ですので、4ミリグラム。
それともう一軒のお宅ではトリクロロエチレンですけれども……、その1件だけ、
ほう素1件だけでございます。東側の一番近くのお宅で1件検出されています。
◆5番
(略)
あそこは敷地が7ヘクタールぐらいあるそうですから、
でもほうろうを製造していたのは3丁目寄り側なんですよね。
郵便局から東電へ抜ける通り側の方側がほうろう工場があったんですけども、
その汚染されているのは主に東側なんですか、これ、その、ほう素やふっ素は。
◎環境部参事
今ほう素といわゆるフリットかすですね、これを埋めていたところは、
いわゆる今お話しの北側のマラソン道路寄りでございます。
その当時はそこに最終処分にするという、埋め立てについてはですね、
基準、いわゆる規制対象になっておらなかったということで、
そこに埋めておったんですけども、
今お話ししましたように、新たに土壌汚染対策が講じられまして、
その中に規制項目として入ったということから、
昨年その分はすべて撤去いたしました。
これは最終処分場、いわゆる産業廃棄物最終処分場の方に持っていきまして撤去しております。
それから、いわゆる敷地の中ですけども、何カ所かやっていまして、
そこでは特定されてないんですけども、
トリクロロエチレンも含めまして全般的に広がっていると。
主にそのうちでも北側というんですか、北東の方です、
最終処分場あった今は北側の方が出ているというのが実態でございます。
◆5番
これはJFE建材の責任で調査がされてその処分をするということなんですが、
その他、やはり周辺に及ぼしている影響を本当にないのか、
これはもっと建材に対して行政指導をすべきだと思うんです。
そして市民に安心させてあげるといいますか、そういうことが必要だと思うので、
ぜひそれは運び出しをしたり、あるいは曝気してトリクロロエチレンについての
中和をすることの過程でも必要ですし、
終了後もきちっと対応していただくことを要望して終わります。
◎企画政策部長
御指摘いただきました点につきましては、JFEにお伝えをしてまいりたいと、
このように考えております。
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質問している市議会議員さん、答えている環境部参事さんの個人名は
削除して掲載させていただきました。
詳しくは 習志野市のHP > 市議会 > 会議の記録
> 平成16年第1回定例会 > 第2号 平成16年3月8日(月曜日) をご覧下さい。
このやりとりを読んでいますと、規制対象の項目になるまでは
敷地内、北側に処分していたんですね。
これは旧・川鉄時代の工場配置図(JFE建材のお知らせより引用)
なのですが、赤い枠のあたりが敷地・北東部分ですね。