東習志野巨大マンション「ユトリシア」について考える: 工場周辺の健康調査
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工場周辺の健康調査

JFE建材習志野工場の敷地内から基準の8,000倍もの汚染物質が検出された訳ですが、
周辺住民への健康調査はあったのでしょうか?

答えはNOです。

特別な健康調査はありませんでした。

トリクロロエチレン等が確認された井戸の所有者や使用者に対し、
平成2年に習志野市で設置した
「トリクロロエチレン等地下水汚染健康調査委員会」において、
健康調査を実施しておりますが、現在に至るまで
健康に支障があるという報告は受けておりません。

(平成16年習志野市議会第1回定例会会議録(第2号) より)

つまり、この騒動が起きるずっと前の平成2年から
トリクロロエチレン等地下水汚染健康調査はしているが、
体の具合が悪いと言ってきた人はいない という意味ですね。

しかし自己申告ではなく、きちんと医学的に健康診断をすべきだと思うのです。

トリクロロエチレンだけではなく、フッ素、ホウ素などの量も膨大な訳ですが、
それらの人体への影響を病理学の面から検査して欲しかったです。

うちは井戸を所有していないので調査対象ではありません。

しかし、父親は平成2年(1990年)に肺がんにより64才で、
母親は平成11年(1999年)に胃がんにより67才で亡くなりました。
この家族が当地で生活をするようになったのは昭和46年(1971年)からです。
旧・川鉄が操業を始めて10年目の年です。

父親はここで暮らして19年、母親は28年で亡くなった事になります。

一概に工場からの汚染物質のせいとは言えませんが、
要因のひとつではなかったのかと思えてしまいます。

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