東習志野巨大マンション「ユトリシア」について考える: 川鉄習志野工場がしていた事
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川鉄習志野工場がしていた事

この地でJFE建材(旧・川鉄建材)操業を開始したのは昭和36年(1961年)。

JFE建材(旧・川鉄建材)習志野工場ではホーロー工場と角型鋼管工場があったわけですが
そこから出る人体に有害な汚染物質をずっと垂れ流していた訳です。

習志野市は水質汚濁防止法及び土壌汚染対策法に基づき、
監督官庁である千葉県と共同で、この地域にある工場に
土壌調査をするよう、平成6年に指導しています。

その結果、このJFE建材(旧・川鉄建材)習志野工場で土壌の汚染が確認されました。
トリクロロエチレンを主とした揮発性融合化合物による
土壌・地下水の汚染が環境基準を超えていました。

平成8年から揚水井戸による浄化を実施。

平成12年、土壌の環境基準にほう素、ふっ素が追加されました。

平成13年3月 日本鋼管ライトスチールとの合併合理化により、習志野工場が閉鎖されました。
この工場閉鎖を機に本格的な土壌・水質調査が平成13年11月から平成15年1月まで行われました。


その結果・・・・。


<工場内の土壌から>

フッ素    最大値で89mg/l   環境基準は0.8mg/l
ホウ素    最大値で355mg/l 環境基準は1mg/l
トリクロロエチレン 最大値で240mg/l 環境基準は0.03mg/l
他にトリクロロエチレンの不純物等として揮発性有機化合物4物質が検出

<工場内の地下水から>

ホウ素    最大値で36mg/l 環境基準は1mg/l
トリクロロエチレン 最大値で47mg/l 環境基準は0.03mg/l
他にトリクロロエチレンの不純物等として揮発性有機化合物6物質が検出


実に、環境基準の8,000倍もの発がん性物質であるトリクロロエチレンが検出されたのです。

8,000倍ですよ?
どんな数字なんですか。

しかもその調査結果は監督官庁が1年前にわかっていながら地域住民に公表してなかったのです。

公表が遅れた理由として県は、
「対策を完全に講じてから、そういう方向が出てから公表すべきではないか」
「敷地内ということで」
だそうである。

実際には隣接した戸建ての土地からも
トリクロロエチレン等が一部環境基準を超えたという事実があるのにです。


地域住民は何十年も汚染された土壌の近くに住み、
何も知らされないままでいたのです。


上記の記事は習志野市議会 会議の記録を参考にさせて頂いております。
JEF建材が発表したニュースリリース(PDFファイル:204KB)

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